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先住民紹介
ダニル・マミエフ
アルタイ
ロシアのアルタイ山脈周辺に住む民族。彼らは遊牧民として暮らし、馬や家畜を飼育する。
独自の言語、宗教、音楽、伝説を持ち、自然環境に対する深い信仰がある。
彼はその地域の先住民族であり、環境分野と先住民族について30年以上にわたり活動し、アルタイの聖地が集中する地域であるウチエンメクを保護したり、自然公園の認定等に関与している。アルタイの伝統的な知識と信念について伝える機関を設立、著書も多数。アルタイを代表する活動家である。ロシアのアルタイの先住民族の問題に関する映画 (「Standing on Sacred Ground」) を制作するなど、先住民視点での環境や自然保護活動に力を入れる傍ら、土地でのセレモニーを主宰し、そこに息づく祈りを守る存在でもある。
クム・エフラニ
ネイティブ・ハワイアン/ハワイ
ネイティブ・ハワイアンは数千年前からハワイ諸島に居住するポリネシア系の人々を指す。
彼らは伝統的な踊り、音楽、工芸、神話、伝説の文化を持つ。星座に基づく独自の航海術に優れ、それによって世界中の文化交流を促してきた存在である。
エフラニは、古代から続くムーの末裔としてその叡智を守るクム(古典フラの指導者)と呼ばれる。
その弟子たちとともに聖地ワイピオ渓谷にある古代寺院の修復などにかかわりながら、ハワイの伝統文化を永続させ、伝え広めるために、国内外の様々な儀式やフェスティバルに参加している。ハワイ諸島において、アンクル・ジョージ・ナオペを始めとする数多くのクムに師事してフラとチャンティングを学び、すべての要素を取り入れた独自のスタイルを確立。地元プナのジャングルの中で伝統的なクラスを続けて弟子を育てながら、世界的なフラ・カンファレンスにおいてもインストラクターを務め、ロイヤル・コート・ダンサーとしても長年にわたり活躍している。
アミリア
マオリ族ワイタハ系/ニュージーランド
ワイタハの人々は、3000年以上前にニュージーランドの土地に去来したポリネシア系の人々であり、非常に高度な文明を持っていたと言い伝えられている。
彼女はその伝統的なヒーラーであり、先住民の権利と環境を守る活動家、詩人、ダンサーなどの肩書きを持つ。
土地を振動させ、波動を上げる素晴らしいシンガーでもある。
「アオテアロア(マオリ語でニュージーランドを指す)」の南島を拠点に生活し、地球環境と調和した新しいコミュニティづくりに力を入れている。
古代レムリア復活のビジョンを持ち、ビジョナリーとして草の根的な活動を展開してきた。先住民の叡智や伝統音楽を守りながらも、メディアを通して活動したり、若い先住民を指導するなど、新しい感覚でリーダーシップを発揮している。
サントスとオーガスティン(親子)
ケロ族/ペルー
彼らはスペインの侵略者から逃れるため、標高4200m以上のアンデスの山中に逃げ、そこで500年以上暮らしてきた先住民族である。
彼らに古代から伝わる予言では、パチャ(地球)クティ(上下が反転する)の時代、すなわちこれから起こるであろう、地球の激動の時代について語られている。
それによると、カオスと無秩序の時代が終焉を迎えると、世の中に調和が戻り、アース・ピープルの時代が戻る。征服者たちは自滅し、地球はバランスを取り戻す。
彼らはそうした大元の叡智を守りながら、アンデスの山中にずっと孤立して暮らしてきた。それが突然、アンデスの山麓で毎年開催される祭りコロー・リイティ(プレアデスの再来の意味)に、太陽の紋章のついたケープを着て現れた時には、人々を驚かせた。それは預言者に「最後の太陽の子どもたち」と言われていた人々であった。
彼らは、高山にあるケロの居住地で伝統的な暮らしを続けながら、シャーマンとして人々にケロの文化を伝えている。
アヌープ・クマール
インド
ビハール州ブッダガヤ出身。ビハール州は、特定の民族が居住しているわけではないが、インドにおいて、少数民族が多く住まう地域である。
ブッダガヤは仏陀が悟りを開いた地であり、仏教においても、ヒンドゥにおいても、重要な聖地である。
彼は低いカーストに生まれ、貧しい暮らしをしていた幼少期、托鉢層との出会いから仏門に入り、修行のため国内外を周る。そうして身につけた知識と経験を活かし、17歳の時に俗還し、カースト、宗教を問わずすべての子どもたちに教育の機会を与えるという使命に目覚め、無償の小学校を設立。給食や制服などすべて支給する形で、これまで350人を超える卒業生を送り出してきた。カーストが生む経済格差からいつまでも抜け出せない地域の現状を変えるため奔走している。
リン・シーロタス・エドモンドソン
オーストラリア
アボリジニを始めとする先住民の叡智や伝統文化を守りながら、彼らのアート作品や音楽をプロデュースし、世に広めている。
母なる地球を癒すための水や石の儀式、それを用いたアートに特にフォーカスしている。
イギリスで生まれ育ち、ケルトの家族のルーツを持つ。世界中の先住民たちをネットワークする役割を担っている。
カリーン・シスクとポム・シスク(親子)
ウィネメン・ウィントゥ族/シャスタ
カリフォルニアのシャスタ山麓に住まう部族。
シャスタ山麓から生まれ出たと言い伝えられる彼らは、人類の始原の時から、そこから流れ出るマクラウド・リバー流域の聖域を守ってきた。現在では、ダムの建設などの開発から土地を守り、そこに住まうサーモンを保護する活動に力を入れている。
彼らに伝わる言い伝えでは、創造主がすべてのものをつくったとき、人間は言葉を持っていなかった。先に生まれたサーモンは山と水と繋がる存在であり、サーモンは創造主に「自分たちは声を有することをあきらめる、そうすれば、すべてのもの、すべての命と繋がることができるから」と伝え、その結果、人間が声をギフトされた、という。だから人間は命と繋がるサーモンの声を代弁する存在であり、それを通して水を守り、地球全体の調和を保つことが彼らの活動の原点となっている。
カリーンはそのウィネム・ウィントゥ族の現酋長であり、ポムはその息子。
彼らは部族の中で尊敬され慕われているだけでなく、アメリカ先住民会議全体におけるリーダー的存在である。さらに、カリフォルニアにあるシリコンバレーの一流企業や研究者らがその叡智に学ぶ大学を建設する動きがあるなど、アメリカにおいて分断されてきた世界を統合してゆくための重要な柱となっている。
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